2022年の仮想通貨市場を多くのアナリストが予想していますが、誰もが波乱の年になりかねないという見解を述べています。
その理由として、2022年から始まるテーパリングが問題視されている様子。世界の景気状況に応じて、仮想通貨市場も大きく影響してくるようになったので、2022年は波乱が巻き起こる可能性が高いとの事。
その点を少し掘り下げて説明していきます。
金融緩和の縮小により仮想通貨に大打撃
コロナの影響で、世界では2020年より金融緩和の政策が進められてきました。
国民や企業に対し、現金給付や、借り入れの特別処置など、様々な政策により世界の景気はなんとか、コロナを乗り越えるところまではきたのですが、次に待っているのは、金融緩和の縮小。
テーパリングが開始されるんです。
株や為替にも影響が出る
テーパリングは、簡単な話、金融緩和を行った際に、世の中にばらまいたお金を回収していくという事。
この事から、この数年景気を取り戻していた企業の景気が、一旦落ち着くか、再度不景気に追い込まれるかという状況に陥りやすい。
そうなれば、株や為替の状況も冷え込む事間違いなし。
これは、仮想通貨市場でも同じ事が挙げられます。
テーパリングの内容には大注目
テーパリングを開始する事は決定しているのですが、その内容がまだ不透明な部分が多い。
この内容が議会で可決された時、それが、企業側や、世間に対する厳しい条件だとすれば、投資市場はリスク資産の売りが加速する事が予想されます。
リスク資産ではなく、現金の確保を優先する人が増えるという事。そうなれば投資市場で大暴落がおきかねない。
コロナの状況次第で金融緩和は続く?
テーパリングを始めるといっても、世界ではまだまだコロナ禍の影響は大きい。
ここで、厳しい条件をアメリカが課してくるとも思えないので、ワンチャン、金融緩和の継続を期待する声も多い。
そうなれば、仮想通貨市場を含め、投資業界は、最後の盛り上がりを見せるでしょう。もしそういった事が現実に起これば、逆に2022年は投資を行う事が優先になる可能性も高い。
アメリカの市場に注目しておこう
とにかく今は、テーパリングの内容や、世界の金融政策がどう動くのか。
アメリカが発信する内容に耳を傾けておいた方がいいでしょう。
アメリカの政策次第で、世界の投資市場は大きく荒れます。
これまでの2年間。どの銘柄を勝っても資産が増えていた時代は終わるので、要注意ですよ